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第26回日本行動医学会学術集会

お知らせ

この度、第26回日本行動医学会学術総会を開催させていただくこととなりました。会場は2019年7月に開院となる東京医科大学の新病院です。大勢の皆様のご参加をお待ちしております。
さて、医学教育の国際認証制度で「行動科学」を教育プログラムに含めることが求められて以来、「行動科学」への関心が高まっています。一方で、「行動科学って何?」といった疑問もそこかしこで聞かれます。私自身、日本行動医学会の副理事長という立場にありながら、「そうですね。難しいですね」などと、あいまいな返事でお茶を濁すことが多い現状です。このような返事をする理由としては、①簡単に説明してわかってもらうことが難しく思えること、②私なりのイメージはあるものの、それが多数意見かどうかに確信が持てないこと、などが挙げられます。2019年に入り、国際行動医学会が「行動医学」の再定義を目的としたタスクフォースを立ち上げましたが、これも行動医学を説明することの難しさの表れと言えるでしょう。以上のように行動医学は定義の難しい領域ですが、その本質の一つは、この学問が多様な領域にまたがるものであって、これら複数領域の効果的な連携の上に成り立っているということです。今後、日本行動医学会がさらに発展し、医学の進歩に貢献していくためには、この領域の特徴をわかりやすく説明し(行動科学をわかりやすく定義し)、異なる領域から関連する人材が大勢集まり、効果的に連携することが必要であると考えます。本学会のテーマである「行動医学の強みを活かす‐領域間の連携」は、このような思いを込めて設定させていただきました。一つの問題について、他領域と意見を交換し、連携し、新しい視点や解決策が生まれる学会になることを期待しています。

第26回日本行動医学会学術総会

大会長 井上茂

(東京医科大学公衆衛生学分野)